2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

20060130:

橋本泰子,岡秀雄,清水安夫 共編『今、教師が危ない!!』ブレーン出版2006.2 ニートの存在を自己責任の問題として捉えるフレームが流布する背景には,心理学からのこうした成果報告とのリンクが形成されてしまうからだろうか。『心理学化する社会―なぜ、トラ…

20060127:

菱村幸彦 編集『最新教育改革ここが知りたい―中教審答申と義務教育改革 (No.1) (ザ★特集 (No.1))』教育開発研究所2006.2 教育改革の話題は次から次へとキーワードを衣替えする。自由化,ゆとり教育,学級崩壊,心の教育,学力低下,そしてそれらが絡まって義…

20060122:

岡本薫『日本を滅ぼす教育論議 (講談社現代新書)』講談社現代新書2006.1 教育議論そのものを扱った本はいくつかあるが,もっともアグレッシブなものといえば,この人が書く本。物事を論理的に考えることに関しての文章から伝わるクールさは,見習わないとい…

明治図書:Eduブログ

昨年末に明治図書が教育関係ブログのポータルサイト「Eduブログ」(http://edublog.jp)をオープンした。明治図書の関連雑誌で活躍したり縁のある現場の先生方のブログが見られたり,登録すれば無料でブログが開設できるシステムになっている。すでにブログを…

20060109:

宮台真司,北田暁大『限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学』双風舎2005.10 こういう本は読むのに時間がかかってしまう。時間かけても流して読んでも,きっと理解できる程度は同じなのだろうけど,なぜかじっくり読もうとする。こういうの小説のつも…

20060106:

家本芳郎『挑戦!教育実践練習問題』ひまわり社2005.12 現場における教師のノウハウっていうのは,初任者研修なんかで教わるというわけでもなく,自分でやりながら覚えていくということが多い。先輩に教えてもらえる環境にあれば幸せだし,技を盗める相手がい…

サイコロジー・ジャーナル『プシコ』(ポプラ社)

2005年12月7日に新雑誌『プシコ』が創刊された。発行元によれば「日本ではじめてのサイコロジー・ジャーナル」だそうだ。もちろんサイコロジー(心理学)分野に光を当てた雑誌がなかったわけではない。『現代のエスプリ』という雑誌も心理学系だし,『こころ…

060104:『Design rule index―デザイン、新・100の法則』

W.Lidwell, K.Holden, J.Butler著『Design rule index―デザイン、新・100の法則』BNN2004.6 原著『Universal Principles of Design: 100 Ways to Enhance Usability, Influence Perception, Increase Appeal, Make Better Design Decisions, and Teach Throu…

060102:

本日の戦利品。また一段と積ん読貧乏になった。 渡部信一『ロボット化する子どもたち―「学び」の認知科学 (認知科学のフロンティア)』大修館書店2005.11 カリキュラム研究者の端くれとして物事を考える際には,どうしても「学習」というものについても理解を…

謹賀新年(平成十八年)

あけましておめでとうございます。平成十八年から教育らくがき書庫を開始し,皆さんと一緒に教育関係やその周辺の本・雑誌の世界を探検しようと思います。どうぞよろしくお願いします。 このページは「教育らくがき」という駄文書き活動の一環です。教育に関…

木原俊行先生のブログ

教育らくがき書庫って,名前からうさんくさくない?ってお思いの皆様。確かにいまいち信頼性がないし,情報提供力もいささか心許なさそう。 そこで,あわせて教育関係の本をいい感じで紹介してくれているサイトもご紹介していこうと思います。ご紹介していく…