060102:

 本日の戦利品。また一段と積ん読貧乏になった。

 カリキュラム研究者の端くれとして物事を考える際には,どうしても「学習」というものについても理解を深めなくてはならない。ゆえに心理学を軽くかじりつつ,認知心理学の世界の動向についてもリサーチしていたりする。本書はこれまでの「学び」に関する探求について整理し検討を加えている点で知識の確認に役立つ。

 ずっと購入しそびれていたが,ようやく自腹入手。書名通りの内容だが,認知心理学専門家による珠玉の学術エッセイを読むことで,教育評価の困難さや限界が,どんなニュアンスで彼ら彼女らに受け止められているのかをうかがい知ることができる,と思う。

 教育の世界に「デザイン」という言葉が入り込んでいる。インストラクショナル・デザインだとかカリキュラム・デザインだとか‥‥。ちゃんと考える材料として,ユニバーサル・デザインについても知見を深めよう。


 以上。