20060812:
- 市川寛明,石山秀和『図説 江戸の学び (ふくろうの本)』河出書房新社2006.2
- 鈴木晟,荒木教夫『面白いほどよくわかるアメリカ―歴史から社会問題まで本当の姿が見えてくる (学校で教えない教科書)』日本文芸社2006.7
- デビッド・セイン『ジャパン FAQ Japan FAQ (ラダーシリーズ Level 4)』洋販2005.9
- 小林佳代『日本の経済 The Japanese Economy (ラダーシリーズ Level 5)』洋販2005.10
- ハミル・アキ著/アイリーン・チャング訳『にほんのしぐさ70 70 Japanese Gestures (ラダーシリーズ Level 4)』洋販2006.8
約260年間続いた江戸時代。教育について一般に知られているのは「寺子屋」である。確かに寺子屋は江戸を代表する学びの場であった。そして,これは庶民の学校だった。身分制度がはっきりとしていた江戸時代には,武士のための学校も別にあった。また,この時代は「文書社会」とも呼ばれ,識字率の高さについてもよく話題にされる。そのため,読書文化も豊かだった。
戦後の日本を考える上で切り離せないのが「アメリカ」。資本主義と消費文化は,すっかり私たちのデフォルトになってしまった。けれども実際,私たちはアメリカのことをほとんど知らなかったりする。いったいアメリカってどういう国なんだろう。ブッシュやケビン(タレント)みたいなのが真の姿なのか。あまりに多様すぎて掴み所がないようでいて,ものすごく単純に思えるときもある。
日本のジェスチャーを英語で紹介するのは興味深い。そうなのだ,私たちは少しずつでも自分たちのことを海外の人々に知ってもらう努力が必要だし,それは結構楽しいことでもある。英語ができる一部の日本人が訳知り顔で説明したり,理解の浅い外国人が紹介するのに任せず,たくさんの人たちが自分なりの発信をすることが大事になってきているように思う。
それにしても『にほんのしぐさ70 70 Japanese Gestures (ラダーシリーズ Level 4)』は面白い。取り上げたジェスチャーがユーモラスである。一般的なものは当然として,途中の「おしりぺんぺん!」は可愛げがあるものの,なぜか「ぱんつーまるみえ」を収録し,仕上げは有名なギャグで締めるのだから…。そしてモデルのMr.Takafumi HAMADAには敢闘賞を差し上げたいと思う。洋販ラダーシリーズ(→ yohanstudy.com)は最近人気が出て好調のようだ。
以上